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中国での合弁会社設立に関する契約締結について

2018年06月01日

古野電気株式会社(以下、当社、本社:兵庫県西宮市、社長:古野幸男)は5月31日、世界最大の海上輸送能力を保有する総合海事産業を展開する中国遠洋海運集団有限公司(China COSCO Shipping Corporation Limited、以下、COSCO SHIPPING、本社:中国・上海、董事長:許立榮)のグループ会社、中遠海運科技股份有限公司(COSCO SHIPPING Technology CO.,Ltd.、以下、CS Tech、本社:中国・上海、董事長:蔡惠星)、株式会社平成商事(本社:神戸市中央区、社長:今江友博)との間で、合弁会社設立に関する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1.合弁会社設立の目的

当社は、船舶用電子機器の開発・生産・販売・アフターサービスをコア事業と位置づけ、世界80カ国以上に設置した販売拠点を通じてグローバルなビジネスを展開しております。
中国市場においても商船ならびに漁船向けの各種機器販売とアフターサービスを提供しております。一方、COSCO SHIPPINGグループは世界最大の海上輸送能力を保有する総合海事産業グループとして、海運や陸運、港湾、金融、造船等製造、海事・社会インフラサービス、インターネットプラス政策に基づくイノベーション事業などを手掛けており、ばら積み貨物船やLPG船、特殊船の海上輸送能力、コンテナバースの処理能力、船舶燃料の販売量で世界一、コンテナ船の輸送能力ならびに海洋資源開発設備の建設でも世界で大きなシェアを有しております。CS Techは同グループの中核事業会社のひとつとして、交通システムのスマート化や陸上および海上交通の情報化の研究開発・販売・システムインテグレーションなどを推進しております。両社は中長期的に船舶用通信機器ならびにナビゲーション機器の提供や共同研究などを視野に、両社の強みが発揮できるパートナーシップを構築したいとの思いが一致したことから、今回の合弁契約締結に至りました。今回の合弁契約は、当社の中国市場での船舶用電子機器販売代理店でもある平成商事を含む3者での締結となっております。
今後は合弁会社設立後、中国での内外航船舶や河川運航船舶を対象とする販売・サービス事業を段階的に推進するほか、安全安心かつ効率的な船舶の運航に関わる将来研究に取り組むことを検討する方針です。

2.合弁会社の概要

名称 中遠海運古野通信導航科技(上海)有限公司
  • 中国語名称:中远海运古野通信导航科技(上海)有限公司
  • 英語名称:COSCO SHIPPING FURUNO Navigation Technology (Shanghai) Co., Ltd.
所在地 中国(上海)自由貿易試験区瀋家弄路738号6階
経営範囲 船舶通信ナビゲーションとその周辺商品およびシステムの技術研究開発、設計、生産、システムインテグレーション、販売、サービス提供など
資本金 30百万人民元(約5億円 ※1人民元=17円として)
決算期 12月
出資比率 中遠海運科技股份有限公司 50%、古野電気株式会社 40%、株式会社平成商事 10%
設立・営業開始時期 いずれも2018年内を予定
古野電気・古野幸男社長と、CS Tech・蔡惠星董事長、平成商事・今江友博社長
▲写真手前左から:古野電気・古野幸男社長、CS Tech・蔡惠星董事長、平成商事・今江友博社長

CS Tech・蔡惠星董事長、古野電気・古野幸男社長、COSCO SHIPPING・許立榮董事長、平成商事・今江友博社長
▲写真左から:CS Tech・蔡惠星董事長、古野電気・古野幸男社長、COSCO SHIPPING・許立榮董事長、平成商事・今江友博社長

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