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ニュース詳細

【新製品】5.7型2周波カラー魚群探知機(型式:FCV-627)

2011年12月01日

底質とサイズがわかる魚探になりました!!

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長、以下、当社)は、海底表層の底質を自動判別する機能を付加した最新鋭の5.7型2周波カラー魚群探知機「型式:FCV-627」を開発、2012年1月下旬から発売を開始いたします。

FCV-627 イメージ
▲指示器(正面と斜上からみたイメージ)

◆本製品は、「魚のサイズがわかる魚探」としてプレジャーボートユーザーを中心に好評を博してきた5.6型2周波カラー魚群探知機「型式:FCV-620」(以下、従来機)の後継機として、「底質判別機能」(注1、2)などの機能を新たに搭載した「より見やすく、より確実に」魚を探知することを追求した新製品です。

◆「底質判別機能」は、ネットワーク対応航海電子機器「NavNet3D」シリーズに接続する魚群探知センサー「型式:BBDS1」で初めて採用した当社の最新技術です。今回発売を開始する本製品については、当社製のスタンドアロンタイプ魚群探知機として初めての採用となります。

◆海底表層の底質については、魚の種類によって、岩場や砂場、その境目などに生息する習性があることから、釣りのポイントを選ぶ重要な情報として、これまでも海図情報や魚群探知機の記録、ユーザーの経験をもとに推測されておりました。当社が本製品に搭載した「底質判別機能」は、海底表層からの反射波が、「岩」「小石」「砂」「泥」4種の代表的な底質のうち、どの可能性が高いのかを自動判別して画面上に分類表示するものです。

◆本製品の「底質判別機能」を活用すると、自船下の底質やその変化の様子を知ることができるため、「魚体長計測」(ACCU-FISH機能=単体魚か魚群かを瞬時に判別し、単体魚のサイズを計測して数値表示する機能)(注1)との組み合わせで魚種推測を支援するだけでなく、走錨や根掛かりの危険性が少ない錨泊場所の選定にも有効です。

◆さらに本製品では、複合アラーム設定など従来機にはなかった新たな機能を付加したほか、「探見丸SYSTEM」(株式会社シマノ<大阪府堺市>と共同開発した遊漁船向けの魚群探知システム)の親機としての活用も可能です。

◆当社はこれからも、マリンレジャーの多様なニーズにお応えするために、魚群探知機の新たな可能性を切り拓いてまいります。

「底質判別機能」表示例の説明と詳細モード表示イメージ
▲「底質判別機能」表示例の説明(グラフィックモード<左>と詳細モード<右>)

機器主仕様

■仕様

  • 表示器:5.7型TFTカラーLCD縦型
  • 表示色:64色
  • 解像度:480×640ドット(VGA)
  • 輝度:800カンデラ
  • 表示範囲:レンジ2-1,200 m、シフト1,200 m
  • 拡大レンジ:2~1,200 m
  • 表示モード:1周波単記、2周波併記、マーカー拡大、海底追尾拡大、海底直線拡大、航法画面、潮汐グラフ、Aスコープ
  • 画像送り:8段階(停止、1/16、1/8、1/4、1/2、×1、×2、×4)
  • 警報:海底、魚群、単体魚、底付魚群、底質、水温、船速、到着
  • その他機能:オート(フィッシング、クルージング)、シフト、干渉除去、クラッタ、TVG、色消し、水温グラフ、Aスコープ、ホワイトマーカー、ホワイトライン、底質判別、魚体長表示、全画面感度調節
  • 付加機能:探見丸SYSTEM対応
  • 周波数:50/200kHz
  • 送信出力:600W
  • 送信回数:20~3,000回/分
  • 防水性能:IP56
  • 電源:DC12-24V、最大13W以下

■発売予定時期:2012年1月下旬
■標準価格:121,800円(税込)

  • 標準構成(本体、工事材料、予備品、付属品)の価格です。
  • オプション品(送受波器、ケーブル組品等)は含まれておりません。
■年間販売目標台数:10,000台(輸出含む)

■注意事項:
注1)「底質判別機能」と「魚体長計測機能」の表示情報は、様々な要因で誤差を含む場合があります。
注2)底質判別機能の有効範囲は、水深5mから約100mの範囲内です。送受波器はスルーハルまたはトランサム装備が必要であるほか、適用船速10kn以下など使用にあたっての諸条件があります。
・機器仕様の詳細は、下記ウェブサイト・製品カタログ等をご参照願います。

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