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ニュース詳細

ECDISの通信教育サービス「NavSkills CAT」を開始

2012年09月05日

コンピュータ支援型サービスで高品質なECDIS機種別訓練を提供

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、電子海図情報表示システム(ECDIS)のコンピュータ支援型トレーニングサービス「NavSkills CAT」(ナブスキルズ・キャット、CAT= ComputerAided Training)を開始いたしました。

◆当社は、今年7月から外航貨物船・旅客船を対象に船種・船型に応じて段階的な搭載義務化が始まったECDISについて、教室形式(クラスルームトレーニング)で「Type Specific ECDIS Training」(当社製ECDISを対象とする機種別習熟訓練)を提供する訓練施設を世界8カ所(デンマーク、シンガポール、ドイツ、トルコ、ギリシャ、フィリピン、インド、中国)に設置しております。このクラスルームトレーニングでは、受講を希望する船員が「フルノINSトレーニングセンター デンマーク」(FURUNO INSTC Denmark、デンマーク)や「フルノINSトレーニングセンター シンガポール」(FURUNO INSTC Singapore、シンガポール)、自社運営の施設と同様の教育プログラム・指導員を提供する「NavSkillsトレーニングセンター」に直接出向いて講義を受ける必要がありました。

◆今回、新たに開始したコンピュータ支援型トレーニングサービス「NavSkills CAT」は、ECDIS習熟訓練の受講者が利用するワークステーションと、外部に設置されたサーバーをインターネット回線で接続して教育プログラムを提供するクラウドコンピューティングベースのパッケージシステムです。「NavSkills CAT」では、インターネット回線が接続できる環境であれば、どこでもワークステーションを設置できるほか、パソコンにソフトウェアを読み込んで自主学習するCBT(Computer Based Training)形式の通信教育と異なり、受講者は実際のECDIS操作部に準拠した専用コントローラーを使いながら、インターネット回線を通じて常に最新のトレーニングプログラムを活用することが可能です。

◆「NavSkills CAT」では、「フルノINSトレーニングセンター デンマーク」に新設したヘルプデスクを通じて、当社育成の講師が受講者への個別指導や問い合わせ等に対応するほか、コースカリキュラムを修了した受講者には、当社から修了証書を発行するなど、クラスルームトレーニングと同レベルのサポートを提供します。このシステムをご提供する顧客としては、ECDIS習熟訓練を必要とする海運会社や船主、船舶管理会社、船員教育機関などを想定しております。料金プランは、顧客の利用頻度に応じて年間定額制(契約期間中であれば何名でも受講可能)か従量課金制(受講者数に比例)から選択いただくことで、費用負担を抑えつつ、当社がクラスルームトレーニングで培った質の高い教育プログラムをご活用いただくことができるようになります。

◆当社は、顧客の要望に応じたクラスルームトレーニングと「NavSkills CAT」による高品質な船員教育サービスの提供を通じて、安全・安心な航海の実現に向けて更なる貢献に努める方針です。

「NavSkills CAT」のイメージ
▲「NavSkills CAT」のイメージ

※「NavSkills CAT」は当社製ECDISのうち、「型式:FEA-2107/2807」からサービスを開始し、「型式:FMD-3200/3300」にも順次対応する予定です。
※サービス・システムの詳細は、下記ウェブサイトおよびカタログをご参照願います。

■フルノ製品情報サイトでの本サービス紹介ページ:
http://furuno.com/jp/business_product/merchant/training/navskills_cat/index.html

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