国際海事機関（IMO）のルール対応機種など、一挙に４機種をリリース!!
古野電気株式会社（本社：兵庫県西宮市、古野幸男社長、以下、当社）は、商船向け製品のラインナップを拡充し、今月９日から東京ビッグサイトで開催される国内最大の国際海事展「SEA JAPAN 2014」で新たに４機種を初披露いたします。
▲「VR-7000」の構成品
【１】国際海事機関（IMO）の性能基準改正「MSC.333（90）」に対応
航海情報記録装置（VDR） 「型式：VR-7000」
「VR-7000」は、VDRの新性能基準に合致した新製品です。
◆今年７月１日以降に搭載されるVDRに適用される性能基準の改正「MSC.333（90）」のルールに対応し、固定式・浮体式記録媒体ともに48時間の記録が可能なほか、データ収集ユニット内蔵の長期記録媒体（SSD）には30日／720時間の記録が可能となりました。また、当社製の舶用レーダー（型式：FAR-3000、FCR-2xx9シリーズ）や電子海図表示システム（ECDIS、型式：FMD-3100／3200／3300）と変換器不要でLAN接続することもできます。
※発売予定時期：2014年10月
▲上：「GS-100」の表示部、中：「GP-170」の受信演算部、下：「FE-800」の指示器
【２】国際海事機関（IMO）の新性能要件「MSC.334（90）」に対応
サテライトスピードログ 「型式：GS-100」
「GS-100」は、GPSタイプの対地２軸の船速距離計です。
◆今年７月１日以降に建造される５万総トン以上の船舶に適用される新性能要件「MSC.334（90）」（対地２軸と対水の船速計をそれぞれ独立して装備することを義務化）に対応しています。船首での２速度（船首方向速度と舷側方向速度）、船尾での舷側報告速度の表示が可能なほか、任意の船体位置での左右船速表示、ロール・ピッチや加速度情報も出力することができます。各種規則に対応するとともに、船舶の離接岸時に不可欠な船速情報を±0.02knの高精度で提供します。
※発売予定時期：2014年７月
【３】測位安定性と高信頼性を誇るマルチGNSS対応の最新型測位システム
GNSS航法装置 「型式：GP-170」
「GP-170」は、米国GPS衛星に加えて、DGPS、SBASに対応することで測位精度を向上させた最新型のGNSS航法装置です。
◆アンチジャミング（妨害波排除）機能と耐マルチパス（反射波低減）機能を搭載した自社の高感度GPSコアを採用しており、今後はロシアGLONASS、欧州Galileoへの対応も予定しています。
※発売予定時期：2014年７月
【４】２周波の測深データを同時表記可能な最新機種
音響測深機 「型式：FE-800」
「FE-800」は、２周波（50／200kHz）の測深データを１つの画面に併記できる最新型の音響測深機です。
◆船首・船尾の水深を同時に把握することができるほか、リモートディスプレイ「型式：RD-20／50」と接続することで、指示器から離れた場所でも水深値の確認ができます。水深値を表示するNAVモード、現在位置を含む水深値を表示するOS DATAモード、深度履歴を表示するHISTORYモードなど、用途に応じて様々な情報を、視認性に優れた8.4型カラーLCDディスプレイに表示します。
※発売予定時期：2014年６月