古野電気株式会社（本社：兵庫県西宮市、古野幸男社長）は、2019年1月6日～10日に米国アリゾナ州フェニックスで開催される米国気象学会（American Meteorological Society、略称AMS）第99回年次総会「99th AMS Annual Meeting」の展示会に出展し、参考出品を含む気象観測レーダー２機種を紹介いたします。

98th AMS Annual Meetingのフルノブース（昨年）

AMS Annual Meetingは、米国で年１回開催される気象・気候に関する研究者や技術者などが一堂に会して最新の研究成果や技術が披露される国際的なイベントです。当社は、昨年発表した小型Xバンドドップラ気象レーダー「型式：WR110」の展示と、小型Xバンド二重偏波ドップラ気象レーダー「型式：WR-2100」の後継機種となる「型式：WR2120」を参考出品として初披露します。

小型Xバンド二重偏波ドップラ気象レーダー「型式：WR2120」(参考出品)

二重偏波出力の気象レーダーでは、単一偏波出力と比べて降雨量をより正確に計測できる他、観測物の形状を区別することで雨・雪・雹といった粒子種別が予測できるなど、より高度な気象観測を提供します。
従来製品「WR-2100」と比べて内部構造を小型化し、「WR110」と同じレドームサイズ・形状で二重偏波出力を実現しました。耐振動性の向上や、動作状態のモニタリングにより安定的なオペレーションがおこなえるなど、一般的な気象観測から研究用途まで、さまざまな用途にお使いいただけます。

小型Xバンド二重偏波ドップラ気象レーダー「型式：WR-2100」

展示会名称：99th AMS (American Meteorological Society) Annual Meeting
公式ウェブサイト：https://annual.ametsoc.org/2019/
会期：2019年1月6日～10日
会場：Phoenix Convention Center（米国アリゾナ州フェニックス）
当社のブース番号：236