「ビル・建設現場のレジリエンス化に適した簡便・堅牢な無線LANシステム」で優秀賞を受賞

古野電気株式会社（本社：兵庫県西宮市、古野幸男社長）は、このほど、「ジャパン・レジリエンス・アワード（強靭化大賞）2020」（主催：一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会）の企業・産業部門において、「ビル・建設現場のレジリエンス化に適した簡便・堅牢な無線LANシステム」で優秀賞を受賞いたしました。

優秀賞を受賞した本システムは、建設現場でのデジタル化、ICT施工に対応することを目的に、2019年に戸田建設株式会社と共同開発したもので、建設時に足場として使われる「単管パイプ」を活用し、電波を放射する「アンテナユニット」と接続することで、建物全体に堅牢で快適な無線環境を実現します。電波遮へい物に影響することなく、またフロア毎にアクセスポイントの設置やLANケーブルの敷設といったインフラ整備にかかるコストが大幅に抑えられ、建設現場での導入が大きく期待されています。今後、トンネル・橋梁などビル建設以外の工事現場や、商業施設・スタジアムへの常設など、活用の幅を拡げていくことを考えています。

当社は、事業ビジョンに「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」を掲げ、舶用事業、産業用事業に続くコア事業として、建設テック事業の展開を進めています。今後も海上だけでなく陸上における自社技術・機器・サービスを活用した各種ソリューションの提供を通じて、レジリエンスな社会の構築に貢献してまいります。