vol.5 「サバを読む」の語源とは!?
どうも!FURUNO公式アンバサダー さかなのおにいさん かわちゃんです。
普段はラジオやテレビの情報番組でさかなや水族館の解説をしたり、絵本作家としてさかなの生態を楽しく学べる図鑑を描いています。
今回はFURUNOの魚探とも深く関係のあるさかな!
「サバ」について4コマイラストで解説していきます。
あなたはサバを読んだことはありますか?
「え?歳ですか?ぴちぴちの20歳なんですけど〜(本当は33歳)」
こんな風に、物を数えるときに自分に都合の良いように数を誤魔化すことを「サバを読む」といいます。
実はこの言葉、語源はさかなのサバなんです。
そもそもサバは青魚でもトップクラスの栄養をもつさかな。
DHAやEPAが豊富で、美容にも健康にもピッタリです。
福岡名物の「胡麻サバ」がありますが、胡麻と一緒に食べると吸収率がアップします。理にかなってるんですね。
そんなサバ、実は消化酵素が強いのですぐに身を分解してしまい、大変腐りやすいさかなでもあります。
冷蔵技術のなかった江戸時代、鮮度が落ちないように獲れたらスピード命!水揚げされたら急いで数えて出荷していました。
慌てて作業していたらこんなことも…
サバの数え間違いが多く、トラブルが発生!
「数え間違い」の代名詞から「数を誤魔化す」という意味になったのが、この「サバを読む」という言葉なんです。
一言でいうと「サバが腐りやすかった」から生まれた言葉なんですね!
最後に、そんなサバにまつわるFURUNOの魚群探知機のすごい話もご紹介しましょう。
FURUNOでは、同じさかなを獲り過ぎないように種類を判別できるような魚群探知機を開発しています。
なんと、ニシンと大西洋サバを判別できる技術があるんですよ!
その隠れた判別ポイントは「浮袋」
実はサバには浮袋がないんです!
その代わりニシンはあることができるんですが…それはまた次回!
次回はニシンを四コマで解説する魚探究、お楽しみに〜!