基本的な考え方
古野電気は、良き企業市民として、地域社会の一員であることを自覚するとともに、人々とのかかわりを通じて相互に信頼できる豊かな関係を築くために、本業を通じた社会貢献はもとより、次世代育成やスポーツ・文化振興、環境保全などの分野において、地域に根ざした社会貢献に取り組んでいます。
海への貢献
海を未来にプロジェクト
海に育てられた企業として、海を未来につなげていく活動を行っています。
詳しくは特設ページをご覧ください。
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育成支援
次世代育成に向けた「出前授業」
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地域の次世代育成を目的に武庫川女子大学が主催する「MUKOJO ミライ☆ラボ」に参画し、近隣の中学生を対象に出前授業を実施しています。
本プログラムは、理系出身の女性が仕事を選んだきっかけや現在の仕事内容、やりがいなどを伝えることで理系の職業への興味・関心を高め、将来の自身のキャリアプランを考えるきっかけになることを目的に取り組んでいます。
参考:興味を仕事に。出前授業で伝える”女子学生の理系の道”
西宮市立西宮高等学校との連携
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2023/11/25 兵庫「咲いテク」事業 五国 SSH 連携プログラム
”海中”に流出するゴミの課題解決に向けた
取り組みを紹介後のディスカッションの様子
文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた同校の運営指導委員として、西宮市教育委員会様より委嘱を受け、「自ら課題を見いだし、主体的に解決できる科学技術人材の育成」をサポートするため企業の立場から参画しています。
2023/11/25 に同校が主担当となった兵庫「咲いテク」事業の一つ五国 SSH 連携プログラムに協力しました。企業の課題解決の取り組みについて話しを聞くことで、次世代を担う生徒が社会課題を認識し問題意識を持つことを目的としており、当社は”海中”に流出するゴミの課題解決に向けた取り組みを紹介し、兵庫県下5校の生徒21名とディスカッションを行いました。
参考:西宮市立西宮高等学校HP
兵庫県下の高校生と、海洋プラスチック課題を議論
西宮市立西宮東高等学校との連携
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2024/10/24
ディスカッションを終えて1年生のみなさんと
数理科学コースの1,2年生の皆さんを対象に、「総合的な探究の時間」において、当社研究員による講演及び探究活動へのアドバイスを行っています。学校での学びが、社会で実際にどのように活かされるかを伝えることで繋がりをイメージでき、探究心向上につながることを目指しています。
2024年6月に数理科学コース1年生に向けた気象に関するプレゼンを実施。夏休みを利用したディスカッションを経て、9月に2テーマのサポートが決まりました。昨年から継続の2年生の気象テーマに加え1年生2テーマについて、3月の発表会に向けて企業の立場から、課題へのアプローチが深まるようサポートしていきます。
参考:西宮市立西宮東高等学校HP
企業体験学習の受け入れ
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次世代を担う子供たちの社会的自立にむけた育成支援として、兵庫県が実施する「トライやる・ウィーク」をはじめとした職場体験学習に協力し、毎年近隣中学校、高校の生徒を受け入れています。
フルノでは、船舶用レーダーや魚群探知機の組み立て作業など、日常では体験できないモノづくりを経験いただくと共に、職業体験学習を通して「仕事の大切さ」や「責任ある行動」を身につける機会を提供したいと考えています。
三木工場見学
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三木工場では、当社の事業内容や工場での取り組みをご理解いただくために、地域の皆さまをはじめ、株主さまや企業・団体、海外からのお客さまに対し工場見学の受け入れを積極的に行っています。工場見学では、製品の紹介をはじめ、生産管理体制や各種製品の組み立てラインを見学いただいています。
ミャンマーの優秀な学生に「フルノ賞」を授与
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ミャンマー海事大学の航海学科を首席で卒業した学生に、「フルノ賞」を授与しました。
ミャンマー海事大学では、海洋科学全般を担う人材を養成しており、船員養成学科のほか、造船工学、機関工学、航海学などの学科で構成されています。同大学の各学科では、首席卒業生を対象に世界各国の企業による表彰制度が設けられており、当社は2015年度より、航海学科の首席卒業生の表彰を担うことになりました。今回の首席卒業生には、1週間の日本旅行を副賞として贈呈。また、同大学の学長推薦者から1名をインターンシップとして受け入れました。今後も世界の海事業界で活躍する優秀な人材の輩出を支援するとともに、当社グループの東南アジア地域での事業展開を見据えた産学連携を強化していきます。
スポーツ・文化振興
「全日本学生ヨット選手権」に特別協賛
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2019年10月31日から11月4日、新西宮ヨットハーバー(兵庫県西宮市)で「第84回全日本学生ヨット選手権」(主催:全日本学生ヨット連盟など)が開催され、当社は特別協賛しました。
本大会は、全国各水域に所属する大学ヨット部の日本一を決める大会で、学生ヨットセーラーにとって最大の目標であり国内最高峰のヨットレースです。全国各水域の予選を勝ち抜いた470級24校(72艇)、スナイプ級24校(72艇)が出場し、クラス別および2クラスの合計得点による総合で優勝が競われました。
今大会は当社地元 西宮市での開催ということで、大会スポンサーとして特別協賛しました。また、2020年度の第85回大会も新西宮ヨットハーバーで開催されることが決定しており、引き続き支援させていただきます。
「海の甲子園・西宮セーリングカップ」に特別協賛
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兵庫県の新西宮ヨットハーバーでは、2003年から毎年8月に、ヨット文化の育成を目的として「海の甲子園・西宮セーリングカップ」が行われています。フルノはこのレースに特別協賛しており、今後の活躍を期待する選手を対象に、「フルノ特別賞」を提供しています。
古野電気軽音楽部による地域貢献活動
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古野電気の社員で構成された軽音楽部は、京阪神地区を中心にジャズ演奏を通じた社会貢献活動を行なっています。
2011年には、活動再開10周年を記念して、西宮市内で活躍されているアマチュア音楽仲間や他企業の軽音楽クラブの協力を得て、コミュニティコンサートを開催。また、新西宮ヨットハーバーで開催されるマリンフェスタへの出演や、敬老の日に慰問演奏を行うなど、音楽を通じて地域の方々に喜んでいただける活動を積極的に行っています。
環境保全
事業所周辺の清掃活動
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社員一人ひとりの環境に対する意識の向上を図るとともに、地域の環境美化を図るため、毎月1回 西宮事業所およびフルノINTセンター、三木工場では、事業所周辺の清掃活動を行っています。 この清掃活動により、少しずつではありますが、タバコなどのポイ捨て行為が減少してきており、ポイ捨て抑制効果が得られたと実感しています。
労働組合による海岸清掃活動
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古野電気労働組合では、毎年さまざまな社会貢献活動を企画し実施しています。当社は「海」との関わりが深いことから、本社のある西宮市周辺の海岸清掃ボランティアを企画し、社員とその家族が参加して海岸に落ちているゴミや漂流物などを拾い、海岸の美化に貢献しています。
その他
献血の協力
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当社では、1971年から日本赤十字社が推進する血液事業に協力してきました。 1983年からは、毎年主要事業所に献血車を招き、社内献血を実施するほか、最寄の献血ルームに出向いて献血するよう呼びかけ、積極的な献血活動に取り組んでいます。 2010年には、30年にわたる献血活動に協力したとして、日本赤十字社より献血功労表彰を授与しました。
熊本地震への支援
2016年の熊本地震に際しては、社員からの募金と会社の寄付金をあわせ415万円を日本赤十字社を通じて寄付しました。 グループ会社のフルノシステムズからは無線LANアクセスポイントを被災地に寄贈し、スマートフォンなどのインターネット接続環境を提供することで通信インフラの復旧に協力しました。
人が自然に集まり、つながる場「朝カフェ企画」
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2021年12月から運用を開始した新研究開発棟SOUTH WING前において、朝カフェ企画を実施しています。本企画では「社員がフルノを好きになる、地域の方がフルノに親しみをもつ」をコンセプトに、西宮調理製菓専門学校の卒業生や近隣にある飲食店舗が運営するキッチンカーを出店し、人が自然に集まり、つながる場を提供しています。
受験生応援(企業CM)
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FURUNOのことを知っていただき、当社をもっと身近に感じてもらうため、企業CMを実施しています。
受験シーズンには、本社最寄り駅の阪急西宮北口駅構内において「“合格”を探知しました!FURUNOは、がんばる受験生を応援しています。」など、受験生に向けたオリジナル応援メッセージを掲出しています。
参考:FURUNOを知ってほしくで、つい!こんなCMつくりました。
海外子会社の取り組み
フルノU.S.A(米国)の取り組み
慈善活動
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フルノU.S.A.(米国)では、地元バンクーバー/ポートランド地域を中心に、教育・福祉の向上を支援しています。毎年地域の慈善団体を通じて寄付金やクリスマスプレゼントなどの寄贈、年1回の献血を実施しているほか、発達障がいのある子どもたちにサッカーを教えるなど、従業員による積極的なボランティア活動を行っています。
雇用機会の平等
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フルノU.S.A.では障がい者の雇用を推進しており、働く意欲のある障がい者の労働能力を評価する場を提供しています。年に数回、現地の機関より障がい者を受け入れ、いくつかの作業をこなしていただくことで、障がい者の方が自身の適正を見極める手助けをしています。その取り組みが認められ、2016年にクラーク郡のグレーターバンクーバー商工会議所と発達障がい諮問委員会から、雇用の機会を平等に与える企業として、表彰を受けました。
フルノシンガポールの取り組み

フルノシンガポールでは、2016年に「イエロー・リボン・プロジェクト」に協力しました。このプロジェクトは、受刑者が社会の一員として再び受け入れられる社会環境を構築するために設けられた活動で、フルノシンガポールからは、36名の従業員が参加しました。