vol.10 出世魚を「課長島耕作」風に分かりやすく解説!
どうも!FURUNO公式アンバサダー、さかなのおにいさん かわちゃんです。
普段はテレビ東京「シナぷしゅ」でおさかなソングを作って歌ったり、絵本作家として本を出版したり、イベントでさかなの魅力を子どもたちにオモロく分かりやすく伝えています。
ぼくも魚探を使ってよく釣る「ブリ」
ついこの間「出世魚ってなに?」と子どもたちから質問をもらったので、今日はブリをテーマに出世魚を分かりやすく伝えていこうと思います。
そもそも出世魚とは、サイズ(長さや重さ)によって名前が変わる魚です。
それを今から、僕の大好きなマンガ「課長島耕作」風にサラリーマンで例えていきたいと思います。
「ぶり はまち、元はいなだの出世魚」という川柳もある通り、地域によって様々な呼び名があるので、今回はFURUNO本社がある関西の呼び方でいきましょう。
まずは、幼魚=社会人デビューから!
まずは藻についてる雑魚(小ざかな)と書いて「モジャコ」うっすらと藻に擬態するための縞模様があります。
このときに網で掬(すく)ったものを養殖ブリとして育てていきます。
まるで就職活動で入る会社を決める就活生のようですね!
少し大きくなって新入社員の「ツバス」
サラリーマンも同期と飲み会をよくやってる入社すぐの時期、ツバスくんたちもたくさんの群れで生活しています。
責任がでてきました課長クラスは「ハマチ」
ハマチも出荷サイズの一つ、味に責任が出てくる……といったら無理矢理でしょうか。
ちなみにブリやサワラは白身のように思えますが、赤身のさかなです。長距離ランナーのブリは筋肉に色素タンパク質の多い赤身のさかななんです。
さらに出世して部長「メジロ」
貫禄が出てきましたね!釣りでも釣れたら嬉しいサイズ!目の周りが白く見えるから「メジロ」と呼ばれたという説もあります。
そして出世コース、最後まで泳ぎ切ったゴールは……!?
脂が乗っているため「アブラ→ブラ→ブリ」ともいわれるほど、美味しいさかな。
分かりやすくサラリーマンで例えた結果、より子どもには分かりにくくなった気がしますが、ついにゴールの社長まで出世しました。
最後まで読んでくれたあなたに、もう一つ豆知識!
フルノの技術は美味しくブリを食べるためにも活かされてるんですよ!
生け簀の中にいるさかなの重さ・長さの平均をAIを活用して推定する「魚体重推定システム」
現在はブリ、カンパチ、マダイ、サーモン、マグロに対応しているとのこと。
これによって管理が行き届いた美味しいブリを安定して養殖できる訳です。
フルノの技術はこんなところにも活かされているんですね!