vol.15 あなたは世界一楽しいゴミ拾いを知ってますか?
…たった1時間でこのゴミの量!?
どうも!さかなのおにいさん かわちゃんです。
テレビ東京「シナぷしゅ」でおさかなソングを作ってうたってアニメを描いたり、書籍を出したりメディアでさかなの生態を解説しています。
先日、FURUNO公式アンバサダーとしてスポGOMIワールドカップ兵庫県大会に参加しました。そもそも「スポGOMI」とはいったい何かというと、世界一地球に優しいスポーツです。
スポGOMIは”スポーツごみ拾い”の略称で、決められたエリアで制限時間内に拾ったごみの量や種類に応じて与えられるポイントをチーム同士で競い合うスポーツです。県大会、日本STAGE、そしてワールドカップへと繋がる今話題の環境ムーブメントなんです。
昨年に引き続きゲストMCとして参加して、まずは「海ゴミ」について解説しました。
現在、毎年およそ800万トンのプラスチックゴミが海に流れ出ていると言われています。
さらに海ゴミのほとんどは都市で捨てられたゴミ、その主要排出源は日本を含むアジア地域であるという推計もあります。
(参考:環境省 HPより)
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r02/html/hj20010103.html#:~:text=海洋プラスチックごみの量,1-3-3)。
そんなネガティブをポジティブに変えるのがこのプロジェクト。西宮浜に集まった昨年を超える人数の参加者とともに、今回も晴天の中スタートしました。
1時間の中でどれだけゴミを拾うことができるのか…?
僕がついていったのはFURUNO新入社員チーム。
「ゴミがお宝に見える!」と名言も飛び交う中、出会ったのはとある公園。
このプロジェクトに参加して初めて知ったんですが、公園によって管理している団体が違い工業地域の管理が薄い公園は残念ながらゴミや不法投棄の場所になっていることも。
今回もペットボトルや空き缶、ここでは言えないような残念なゴミがたくさんありました。
その中で見つけたのは…なにこれ!?
「掃除機?車のタイヤ?クーラーボックス!?」大型ゴミばかりが集まるエリアに遭遇。
実はスポGOMIのルールでも「粗大ゴミなどは減点対象になることがある」となっているため、推奨はされていない大型ゴミ。
ただ胸を打たれたのは、FURUNO新入社員チームが「これは持って帰って自分で捨てる!」とルールを超えて、重く大変なゴミを担いで帰っていったのです。
この日は残念ながら賞を得ることはできなかったんですが、この心意気と海を守る行動が日の目を見てほしいとここでも書かせていただきました。…ぜひ、さかなのおにいさん賞を贈らせてください!(FURUNO社内賞をあげてほしいです。笑)
今回FURUNO「海を未来に賞」が新設され、姫路からきた高校生のチームや、ゴルフボールをたくさん拾ったチームなど、それぞれのチームワークを活かした未来を感じる結果が表彰されました。
終わったあと参加者の方と話をしていると
「こんなにタバコのフィルターが落ちているとは」
「中身の入ったペットボトルが重たかった」
「自分たちの住む街が綺麗になっていくのが気持ちよかった」
「またやりたい!次は優勝する!」
などたった1時間の競技の中で、確実にゴミと一緒に意識が変わっていくのを感じました。
その結果は見ての通り!
スポGOMIワールドカップの中でも最大級の参加&ゴミの回収につながりました。
今回、僕がショックを受けたのはゴミが落ちているエリアが偏っていたこと。
人通りの多い明るい道には落ちていないのに、誰も見ていない高架下の駐車場にゴミの山が積み上げられていました。そこには明確に、人の弱さと捨てられたゴミがどうなるかわからない想像力の欠如がありました。
さかなのおにいさんとして「ゴミを落としたらいずれ海に流れ着く。生き物や環境にダメージを与えて将来的に自分に返ってくる」そんな風に想像できる子どもたちを1人でも増やそうと、FURUNOと連携して生み出していく活動の意義を感じた1日でした。
参加したみなさま、改めてお疲れさまでした!
いつの日かゴミZEROになるその日まで、それぞれの日常でも想いを続けていきましょう。