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さかなのおにいさん
かわちゃんブログ

vol.8 ヒラメとカレイの見分け方は向きだけじゃない!

2024/3/29

どうも!FURUNO公式アンバサダーのさかなのおにいさん かわちゃんです。
先日、息子(通称 小魚くん)のお食い初めのマダイを釣りに行きました。
明石の船に仲間と乗って行ったのですが、その時の釣果がこちらです。

おーー!!…ん?
タイはタイでも…コブダイ!そして立派なヒラメ。まさかの竜宮城のようなラインナップ、色々なさかなたちに会うことができました。

ということで前回のマダイの話に引き続き、今回はこの釣果の中からヒラメにまつわるお話をいたします。

とても似ているさかな、ヒラメとカレイ。
どちらもカレイ目のさかなで、実は図鑑上(標準和名)「ヒラメ」というさかなはいますが「カレイ」というさかなはいません。マコガレイやカラスガレイなどの総称なんですね。

お刺身ならヒラメ、煮付けはカレイなど身質にも違いはあるんですが、有名な見分け方はこちらです。

まな板に置いたときに左を向くのがヒラメ、右を向くのがカレイ。目に向かって口がどっちにあるかで見分ける、これも間違いではないのですが、実は……。

左カレイもいるんです!日本近海のヌマガレイはカレイなのに左に目があります。ただアメリカ西海岸では50%、アラスカ沖では30%の確率で右に目があったり、生息する場所によって全然違うのです。ではどこで見分けるかというと……。

性格が違います!

カレイのエサは砂の中のイソメなど、ヒラメのエサはアジなどの小魚。エサに合わせてカレイはスパゲッティをすするようなおちょぼ口。ヒラメはアジに噛み付くオオカミのような、裂けた大きな口に牙が生えています。性格=生態が違うと覚えて、これからは口に注目してください。

(…と言いつつも、カレイの仲間にはオヒョウなど歯の鋭い口の種類もいます。ややこしい!)

ちなみにFURUNOの魚群探知機にはヒラメを釣る時に重要な機能もあるんです。

ヒラメは海底にベッタリとくっついて、上を通るイワシやアジを狙うさかな。
「海底の底質」を判断することがヒラメ釣りにおいてとても重要なのです。

写真の魚探画面を見ると、海底がフラットになってます。ゴロゴロした石の合間に砂地が広がる場所によく潜んでいます。
そこにウルメイワシの群れの反応が近づき、その群れの位置が急に水面にあがったりすると、ヒラメが海底から捕食のために水面へ群れを追いやったことが推測できるのです。

(参考: https://www.furunostyle.jp/jp/reaction/hirame7/

魚探のおかげで僕もヒラメを釣れました!
みなさんも、ワイルドな性格のヒラメを魚探を使って狙ってみてください!