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ニュース詳細

マルチファンクションナビゲーションギア「NavNet 3D」シリーズを開発

2008年03月10日

大中型プレジャーボートに最適!ネットワーク対応、最新鋭航海電子機器。

このほど古野電気では、プレジャーボート用最新鋭 マルチファンクション ナビゲーションギア「NavNet 3D」(ナブネット スリーディー)シリーズを開発しました。
本システムは、チャートプロッタをコアシステムとしたマルチファンクションディスプレィ(MFD)と、航海用レーダーセンサー、魚群探知機センサー、AISセンサー、その他GPSなどのセンサー機能を集約融合させた最新鋭のネットワーク対応 航海電子機器です。
特に、海底映像は3次元データにより即応力の高い立体画像を描画表示できますので、よりリアルで見やすい海図表示を実現します。

概要

NavNet 3Dイメージ

本機は、最新テクノロジーの融合が生んだ「マルチファンクション ナビゲーションギア」です。
プレジャーボートの安全航行を第一に、ボートフィッシングやクルージングをバックアップする新世代の航海用電子機器統合システムとして、航海中の操作性・安全性を考慮したさまざまな新機能を搭載しています。
本システムは、TimeZero(タイムゼロ)技術を用いたプロッタを組み込んだマルチファンクションディスプレィ(MFD)を中核として、デジタルフィルタによるレーダー・魚群探知センサーや、AIS受信機などの様々な周辺機器センサーとの接続を可能としています。MFD 1台に各種センサーや様々な航海機器を集約できる高度な複合型マリンギアとして設計しています。
しかも、流線形の美しいフォルムに直射日光下でも見やすい高輝度LCD(液晶表示画面)を採用しています。外観デザイン、機能、性能、操作性、ソフトウエアまですべてが新しい「NavNet 3D」シリーズです。

特長

■ 「TimeZero」テクノロジー
本システムには、最先端技術「TimeZero」(タイムゼロ)を導入しています。このため、GPSプロッタやレーダーのズームイン/アウトやスクロール時の描画を滑らかに表現します。

■ 新しい3D表示を実現

海図に含まれる航路帯、灯台やブイなど、電子海図そのものを3Dで表示することができ、よりリアルな3D表示を実現します。また、3D表示のままレーダー映像信号を重畳表示させることができます。これにより現実に近い「操舵場所から見たまま」の視覚での操船性が得られます。

■ 新デジタルレーダー
本機のレーダーには新機能のデュアルレンジモードを搭載しています。1つのレーダーアンテナで、遠距離と近距離の2つの映像を表示し、しかも各レーダー映像は同時に更新するため、あたかも2つのアンテナを利用しているかのような映像処理を行います。
さらにデジタルオート機能により、悪天候時に発生する不要波を自動で認識し消去します。従来のオート機能と比べて、よりきめ細やかな信号処理が可能となり、悪視界下での安全航行をサポートします。
また、高速航行に最適なアンテナ48回転にも対応し、送信パルス幅も連動可能です。

■ 鮮明な映像表示・デジタルフィルタ搭載魚探
ネットワークサウンダー(魚探)には、独自開発のデジタルフィルタが搭載されています。このため、受信感度、発振線除去、送信出力などを自動調整することで、雑音のないクリアな映像表示を実現しています。特に、深場では従来魚探よりもさらに深く探知し、浅場では発振線が短くなるため表層魚群の探知性能が飛躍的に向上しています。

■ 魚サイズがわかるACCU-FISH機能
本機には、フルノが長年培ってきたプロユース仕様をベースに駆使した新しい機能「ACCU-FISH」(アキュフィッシュ)を搭載しています。本機能は水深2-100m間に映し出される魚の大きさをセンチメートル単位で計測表示しますので、ターゲットを絞り込んだフィッシングが可能になり、刺激的で新しいパターンの釣行が実現します。また、小魚をターゲットから外すことができるなど、環境にも優しい機能といえます。(本機能を作動させるには専用の送受波器が必要です)

■ プラグアンドプレイで広がる「NavNet 3D」の世界
外部センサーの接続には、イーサネット、NMEA0183/2000規格が使用できます。また、IPアドレスを自動割り当てするDHCP機能をサポートしているため、ケーブルを接続すればすぐに利用できるプラグアンドプレイを可能としています。
レーダー、魚探の他にも、気象FAX、AIS、インスツルメント、方位センサー、オートパイロットなどの従来の航海機器だけでなく、IPカメラやUSBマウス等も接続可能なため、自艇だけの「NavNet 3D」システムを構築できます。

■ 発売予定時期・・・2008年8月

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