上空の水蒸気・気温(酸素密度)観測(マイクロ波放射計)
可降水量や気温の高度分布を測定
大気中の水蒸気量や気温(酸素密度)をリアルタイムに観測するマイクロ波放射計

マイクロ波放射計の設置事例
私たちが住む身近な場所での上空の水蒸気量や気温(酸素密度)をリアルタイムに測定することを目的に、小型・軽量のマイクロ波放射計を開発しました。
私たちが求めている事
本観測装置より得られる上空の水蒸気(可降水量)や気温(酸素密度)のデータを、様々な気象現象の観測・予測に役立てたいと考えています。リアルタイムかつ継続した観測により、大気・気象現象の状況や変化を見極めるほか、大気中の水蒸気による影響(例:電波の伝搬遅延などの物理現象)を明らかにすることで、社会貢献につなげたいと考えています。
市場予測
気象観測・予測、気象防災、航空気象、農業分野、河川管理、交通管制、屋外工事、レジャー、エネルギー分野
特徴
- 小型(約40x約50x約50cm)、軽量(10kg)
- 電源の接続のみで利用可能
- 液体窒素校正不要
リアルタイム測定
観測の時空間分解能が高いため、局地的豪雨の前兆のひとつである水蒸気(可降水量)の変動を、リアルタイムに観測することができます。これにより、早期防災行動への貢献が期待できます。さらに、気象予報の数値シミュレーション等に可降水量の局地的な観測データを導入することができれば、気象予報精度の向上が期待できます。
高い設置性
小型・軽量設計で取り扱いやすく、また、電源を供給するだけで測定できることや、データ通信装置を内蔵しているため、移動観測や複数台でのネットワーク観測網の構築も容易で、街中やビル屋上などにも容易に設置できます。
高度プロファイル
地上から垂直方向の可降水量高度プロファイル、気温高度プロファイルの算出が可能です。
低消費電力
低消費電力で、モバイルバッテリーでの観測も可能です。
ご提案にあたって