知的財産戦略
知的財産を生み出すのは人であり、研究開発者の創造的活動の成果が特許です。人こそが原点、この考えのもと当社では、研究開発者の創造性を大きく生み育てるために、「出願奨励金」や「実績褒賞金」の充実、各種発明表彰の整備など、発明へのインセンティブを高める取り組みを実施しています。また、一貫した技術教育・知的財産教育を行う独自の教育プログラムを構築することで、研究開発者の特許への意識を高め、特許を重視するフルノの技術文化の継承と発展を目指しています。

知的財産の保護
知的財産は、企業の価値を増大させる重要な経営資源です。当社では、この重要な経営資源を大きく育てるために、事業戦略と連携した知的財産戦略のもとに、グローバルに価値ある知的財産の取得を図っています。
このように取得した知的財産権が侵害された場合には、製品の差止めや損害賠償請求などの法的手段も含め、毅然とした対応をとることで、当社独自の先進技術の保護を図っています。他方、他社の知的財産権についてはこれを十分尊重していますが、不当な権利主張や行使に対しては、各国の法制に則って、当社の正当性を徹底して主張していくようにしています。
模倣品対策

模倣品事例
当社製品に類似するブランドや外観を有する製品は、市場において当社製品との混同を生じさせ、お客さまに著しく不利益を及ぼすおそれがあります。当社の製品を模倣し知的財産権を侵害する模倣品については市場において見過ごすことなく、事態解決のため法的措置も含めた断固とした措置を取るほか、お客さまに対してはウェブサイトなどを通じて注意喚起を促しています。
中国模倣品対策事例

中国模倣品対策事例
当社船舶表示装置の模倣品を製造販売していた中国企業に対し、特許権および著作権を侵害したとして民事訴訟を提起しました。結果、当該中国企業との間で、模倣品の製造販売の中止や和解金の支払いなど、当社の主張が全面的に認められた内容で和解が成立し、模倣品の排除に成功しました。
今後も当社知的財産権の侵害や模倣品に対しては、法的措置を含むあらゆる断固とした手段を講じ、当社のブランド・製品・技術の保護を図ります。
特許の状況
フルノが出願・取得している特許の状況を、技術分野の視点と、出願を行った国の視点からご紹介します。
2024年度(2025年2月末時点)、保有している日本特許の技術分野別状況

2024年度(2024年3月~2025年2月)、日本に出願した特許の技術分野別状況

2024年度(2024年3月~2025年2月)、各国に出願した特許の国別状況
