古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、2022年10月11日(火)~13日(木)にフランス・パリで開催される気象関連技術分野で世界最大級の国際展示会「Meteorological Technology World Expo 2022」に出展しますのでお知らせいたします。
過去出展時の様子(写真手前、小型Xバンドドップラ気象レーダー「型式:WR110」)
本展示会には気象の予測技術や分析、測量、サービスなど気象関連の最新技術が一堂に会します。当社は気象観測システムとして世界最小・最軽量級の小型Xバンド二重偏波ドップラ気象レーダー「型式:WR-2120」および小型Xバンドドップラ気象レーダー「型式:WR110」を展示するほか、局所的豪雨観測や洪水被害軽減のための降雨観測など、製品の有用性を示す観測事例(空港や下水道、高速道路、都市部など)をご紹介いたします。
展示会概要
名称:Meteorological Technology World Expo 2022
会期:2022年10月11日(火)~13日(木)
会場:Hall 7.1, Paris Expo Porte de Versailles, France
当社ブース番号:6052
公式サイト(英語):https://www.meteorologicaltechnologyworldexpo.com/en/
製品の概要および特徴
商船用レーダーで世界トップシェアを誇る当社の技術を活用した小型Xバンドドップラ気象レーダーです。「型式:WR110」は標準的な降雨観測に、「型式:WR2120」はより高度な観測として、集中豪雨をもたらす積乱雲の3次元構造とその移動や発達状況の観測などが可能です。
- 簡単かつ低コストでの設置、運用
小型・軽量化により、クレーン等の重機を使わず人力かつ短期間での設置が可能です。また、家庭用電源(100V/200V)で動作するため、高い運用性はもちろん柔軟な設置性をあわせ持ちます。
- マルチレーダーシステムでの運用が可能
- 複数台の気象レーダーシステムの設置によって、より広いエリアを観測できます。また、同一エリアを複数の気象レーダーで観測することで、より高精度な観測を実現するほか、1台の気象レーダーでは欠測してしまうエリアの相互補完も可能です。
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- 大型レーダーの補完
- 高層を広範囲に観測する大型レーダーでは捉えることができない低層の雨雲や雪雲を検知します。
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大型レーダーの補完
- 固体化技術を採用
固体化(半導体)素子採用により、消費電力の低減および部品交換の頻度を下げ、ランニングコストの削減を実現します。さらに多彩な信号処理が可能となり、より高精度に降水観測ができます。
※製品の詳細は以下の特設サイトをご参照ください。
https://www.furuno.com/jp/systems/meteorological-monitoring/