2周波対応で堅牢性を強化した時刻同期用GNSS受信機とアンテナをご紹介
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、6月28日(水)から6月30日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「COMNEXT 第1回[次世代]通信技術&ソリューション展」に出展します。
左:時刻同期用GNSS受信モジュール(型式:GT-100) 右:時刻同期用マルチGNSSアンテナ(型式:AU-500)
本展示会は、5G/6G通信技術・材料、通信ソリューション、光通信技術、映像伝送/8K技術などの製品や技術が出展し、世界中から通信技術・システムを求める来場者が集まる国際商談展です。
今回当社は、世界最高水準で時刻精度“4.5ns(1σ)未満”の性能と、L1,L5の2周波受信により高い堅牢性を兼ね備えた「時刻同期用GNSS受信モジュール(型式:GT-100)」や、同じく2周波に対応し、本モジュールとの組み合わせにより、高い精度と安定性を発揮する「時刻同期用マルチGNSSアンテナ(型式:AU-500/AU-300)」などをご紹介します。
時刻同期用GNSS受信モジュール (型式:GT-100)について
本モジュールは、全世界のGNSSに対応した新世代の時刻同期用GNSS受信モジュールで、UTCに同期した1PPSと任意のクロックを出力します。L1とL5帯の2周波受信による高い堅牢性や、都市部の過酷なマルチパス環境でも、時刻精度の劣化を最小限に抑える「ダイナミック・サテライト・セレクション™※」機能を搭載しており、重要なインフラとして安定運用が求められる無線システムに適しています。
NTTが考案したアルゴリズムに基づく耐マルチパス技術
時刻同期用マルチGNSSアンテナ(型式:AU-500/AU-300)について
「型式:AU-500」は、L1信号とL5信号の2つの周波数の受信に対応し、米国のGPS、日本のみちびき、ロシアのGLONASS、欧州のGalileo、中国のBeiDou、さらにインドのNavICも受信できます。本体下面のグランドプレーン(金属大地面)を改良することで、受信感度を向上させつつ、干渉やマルチパスの影響を緩和しました。内蔵のノイズ除去フィルタは1.5GHz近傍の妨害波を効果的に除去し、4G/LTEモバイル基地局の近傍においても安定した受信を実現します。
アンテナを保護する高品質ポリマー製レドームは、IP67の防水・防塵性と、IEC61000-4-5に準拠した雷対策に加えて、雨・雪・海水・紫外線・化学物質・ガスを想定した環境試験を実施しており、降雪地域、沿岸部など過酷な環境においても安心してご使用いただけます。今回は、「型式:AU-500」と同時に開発した、L1信号の1周波アンテナの「型式:AU-300」の2種類をご紹介します。
展示会概要
展示会名称:COMNEXT 第1回[次世代]通信技術&ソリューション展
公式ウェブサイト:https://www.cbw-expo.jp
会期:2023年6月28日(水)~6月30日(金)
会場:東京ビッグサイト(西展示棟)
当社ブース:5G/6G通信技術エリア3-72
招待券はこちら
https://www.cbw-expo.jp/ja-jp/search-ex/2023/l5g/directory/details.org-7ca40ce7-db62-4524-bec7-4d5aa38d95b8.html ※お手持ちのスマートフォンでe招待券の表示が可能です
出展機器/型式
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
古野電気株式会社 システム機器事業部 営業部
営業1課 TEL: 0798-33-7510
東京支店営業課 TEL: 03-5624-7473