“簡易型河川監視カメラ”と“水蒸気観測用マイクロ波放射計”をご紹介
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、2023年10月11日(水)~10月13日(金)に東京ビッグサイトで開催される「RISCON TOKYO 危機管理産業展2023」に出展しますのでお知らせします。
本展では、夜間や暗い場所でもフラッシュ無しで撮影可能なソーラー&バッテリー一体型の簡易型河川監視カメラ「FURUNO WIRELESS CAMERA」(以下、FWC)と、線状降水帯発生予測に貢献する水蒸気観測用マイクロ波放射計「KASMI-100」を参考出展します。また、グループ会社の株式会社フルノシステムズより長距離対応11ahアクセスポイント「ACERA330」も紹介します。
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FURUNO WIRELESS CAMERA
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KASMI-100
簡易型河川監視カメラ「FURUNO WIRELESS CAMERA」
FWCは夜間撮影可能なソーラー&バッテリー一体型の簡易型河川監視カメラです。ソーラー給電で内蔵バッテリーに蓄電を行い、少ない消費電力による動作で無日照でも7日間程度※1動作します。また、超高感度を実現し、暗い場所・夜間などこれまで鮮明に撮影できなかった状況下においても、フラッシュ無しで鮮明に撮影可能です。さらに配線不要のソーラーパネル一体型で大がかりな設置工事が不要なため、簡単に設置することができ、設置日からすぐに使用したい場合や一定の期間運用する場合などにも最適です。ネットワークはLTE/ Wi-Fi(IEEE802.11ah)※2を使用しており、クラウドを使用した遠隔監視が可能です。
- ※1 5分に1回の撮影での稼働日数です。
- ※2 IEEE標準規格802.11ah(Wi-Fi HaLow™)は、920MHz帯の周波数を利用する通信手段のひとつで、特にIoTの 通信システムとして様々な分野で活用が期待される新しい種類のWi-Fi規格です。
カメラ撮影画像比較 ※同所・同時刻:新月、夜21時頃に撮影
水蒸気観測用マイクロ波放射計「KASMI-100」
KASMI-100は大気中の水蒸気が自ら放射する微弱なマイクロ波(22GHz帯)を受信し、水蒸気量(可降水量および水蒸気密度高度分布)を観測する装置です。水蒸気をリアルタイムかつ高時空間分解能で測定することが可能であり、小型・軽量で機動性に優れることから船舶等の移動体での観測にも適しています。観測アルゴリズムには機械学習モデルを用いることで、設置場所の気象状況に応じて高精度に可降水量および水蒸気密度高度分布を推定します。線状降水帯をはじめとした豪雨発生のもととなる大気下層の水蒸気流入の観測・予測に貢献でき、早期防災行動に繋げることができます。
展示会概要
名称:「RISCON TOKYO 危機管理産業展2023」
会期:2023年10月11日(水)~10月13日(金)10:00-17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西1・2ホール
当社ブース番号:西1ホール 1P11
https://www.kikikanri.biz/
出展内容
関連リンク
2023年9月28日発表(古野電気):相州牛の鳥獣害対策に関するスマート畜産・実証実験を実施中
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1373&dispmid=1017
本件に関するお問合せ先
- 簡易型河川監視カメラ「FURUNO WIRELESS CAMERA」
システム機器事業部 事業企画部 事業企画課(担当:手操) TEL:0798-33-7517
- 水蒸気観測用マイクロ波放射計「KASMI-100」
技術研究所 第2研究部 電波応用研究室(担当:箕輪) TEL:0798-63-1172