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ニュース詳細

世界最大の時刻同期の国際会議「ITSF」に出展

2024年10月30日

自社製品の展示のほか、GNSS技術講演を実施

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、2024年11月4日(月)~11月7日(木)にスペインのセビリアにて開催される世界最大の時刻同期の国際会議「ITSF(International Timing and Sync Forum)2024」にゴールドスポンサーとして出展します。

ITSFについて

本学会には世界中から業界関係者が一堂に会し、4日間にわたって最新の時刻同期ソリューションの展示が行われます。また、参加企業各社にて、テレコムや証券、スマートグリッド、データセンター等の重要インフラにおける最新ソリューションの講義も予定しています。
今回当社は、L1,L5の2周波受信により世界最高水準の性能“時刻精度4.5ns(1σ)未満”と高い堅牢性を兼ね備えた時刻同期用GNSS受信モジュール「型式:GT-100」に加えて、同じく2周波受信に対応し、本モジュールと組み合わせて高い精度と堅牢性を発揮する時刻同期用マルチGNSSアンテナ「型式:AU-500」を紹介します。また技術セッションでは、当社の社員が登壇し、今後の時刻同期にはさらなる性能向上が求められることをテーマに、最先端の測位エンジンを使用した1PPS精度の評価の様子を発表します。

講演概要

日時 2024年11月7日(木)セッション時間 15:15 – 15:30(CET)
講師 古野電気株式会社
システム機器事業部 開発部 開発2課
課長 冨永 貴樹
演題 様々なグレードのPVTエンジンを用いたGNSSタイミング性能の評価
概要 我々は、低コストのチップセットに実装されるさまざまなグレードの測位エンジンを開発してきました。具体的には、メートルレベル、2周波・マルチコンステレーションを利用したサブメートルレベルおよびPPP(精密単独測位)を使用したセンチメートルレベルのものです。従来のメートルグレードのエンジンは、数十ナノ秒程度の1PPSを実現できますが、最先端のエンジンは数ナノ秒かそれ以下になり、従来の測位エンジンよりも高い精度の1PPSを提供します。
本講演では、上記の測位エンジンを使用した実際のテストにおける1PPS精度を評価し、議論します。

当社では時刻同期技術の最先端を追求し続けることでさらなる性能向上に向けて取り組むほか、本学会への参加によって得られる知見を活かすことで、今後も時刻同期業界に貢献してまいります。

展示会概要

名称:International Timing and Sync Forum(ITSF)2024

会期:2024年11月4日(月)~11月7日(木)

会場:Barceló Sevilla Renacimiento

主催:Executive Industry Events

公式サイトhttps://itsf2024.executiveindustryevents.com/Event/

出展機器


  • 時刻同期用GNSS受信モジュール「型式:GT-100」


  • 時刻同期用マルチGNSSアンテナ「型式:AU-500」

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