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2025年04月17日
RAGを活用したサポート体制強化、世代間の技術継承問題を解消
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(以下、JDMC)が実施するデータマネジメント賞2025において、「先端技術活用賞」を受賞しましたのでお知らせします。
本賞はデータマネジメントにおいて、他の模範となる活動を実践している企業・機関などの中から優秀なものに対して授与される表彰制度で、今年で12回目を迎えます。
船舶向け電子機器メーカーの古野電気は、迅速な対応が求められる船舶の緊急修理現場において、中間層の社員が不足するという課題に直面していた。社内にはベテランと20代の若手のみが在籍し、「気軽に相談できる先輩がいない」状況が続いた結果、テクニカルセンターへの問い合わせが増加し、対応が逼迫していた。この問題を解決するため、RAGを導入し、社内の技術文書やサービス履歴、FAQなどを一元管理し、若手エンジニアが自ら情報を検索・判断できる環境を整備した。その結果、テクニカルセンターの負担が軽減され、「問い合わせ対応の負担が減った」「業務への不安が和らいだ」といった声が現場から上がるなど状況が改善している。 導入にあたっては、推進担当者が現場を訪れながら草の根的に展開。トップダウンではなく、現場の課題に即した形で技術を適用し、着実な浸透を図っている。特徴は「暗黙知の形式知化」という野中郁次郎氏の提唱する理論に基づき、RAGを単なる業務効率化ツールではなく、組織全体で知識を共有する手段として位置づけていること。現場では生成AIについて「ぶっきらぼうだが何でも教えてくれる先輩」とみなされており、技術と人間の協業による効果的な知識継承が実現している。この取り組みは、中間層不足という多業界共通の課題に対する実践的なソリューションとして高く評価できる。同様の人材構成の問題を抱える企業にとって有意義なモデルケースとなるだろう。その功績を称え、「先端技術活用賞」を授与する。
今後も当社ではデータの活用を通じた経営の改革・効率化に取り組み、事業ビジョンである「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」に向けて邁進してまいります。
2025年3月5日発表(JDMC):データマネジメント賞2025 受賞企業決定~大賞に関西電力、アダストリア、アフラック、APRグループ、古野電気、星野リゾートが各賞を受賞 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000093987.html
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