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2009年01月01日
「環境変化に適応したビジョンを描く」
古野電気株式会社 代表取締役社長 古野 幸男
新年明けましておめでとうございます。 アメリカ発の金融危機は全世界を経済危機に巻き込み、同時不況を引き起こしました。当社が関係する造船・海運業界は、海上運賃の下落が起こり、造船受注の急減が生じ始めています。まだまだ大量の受注残を抱えてはいるものの、造船市況の先行きは不透明な状況になってきました。また、円高の進行は生産の6割を輸出しているわが社にとって厳しい環境となっています。 創立以来60年、紆余曲折の歴史を経て築き上げてきた舶用分野のグローバルトップの地位を、この厳しい環境下で如何に堅持していくか、真価が問われる年と認識しています。 幸い、当社には60年の歴史の中で培われてきた強みがあります。その一つが、開発、生産、現場(含顧客)が一体になって築き上げてきた技術力です。それは魚群探知機の実用化から始まり、「経営は創造である」という経営理念として名実共に定着しています。次は、早い時期からグローバル化対応をしてきたことです。海外展開の蓄積が業績向上に大きく貢献してまいりました。第3は自由闊達な社内風土であることです。当社は、学閥や学歴格差はなく、処遇や昇進が客観的に行われており、それが自由闊達な風土を形成して、創造性を醸成しているのだと思います。 もっとも、課題がないわけではありません。非舶用事業の基盤確立は長年の懸案事項であり、まだまだ十分なレベルとは言えません。舶用以外の事業で安定的な収益が出せるよう鋭意努力しているところです。 前述のように安穏としておれない情勢ですので、これまで以上に集中と選択を行う必要があると考えます。投資すべきところには果敢に投資し、見通しの立たないところには投資を断念する見極めが必要と考えます。 また、絶え間ないイノベーションも重要であります。業界をリードする新商品開発はもとより、商品以外でも仕事の仕組みにおいて常に新しいモデルを構築していくことが、企業体質を改革することにつながります。 私にとりましては、今後の環境変化に適応できる新しいビジョンを描くことが重要な課題と考えています。皆様のご指導、ご鞭撻をお願いいたします。
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