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2012年07月25日
ECDIS機種別訓練コースを教室形式で提供
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)の中国現地法人子会社、古野(上海)貿易有限公司(以下、古野上海)はこのほど、電子海図情報表示システム(ECDIS)の使用方法を習熟するための機種別訓練設備を導入、今月18日から船員教育サービスの提供を開始いたしました。
▲古野上海での研修イメージ
◆当社は、今年7月から外航貨物船・旅客船を対象に船種・船型に応じて段階的な搭載義務化が始まったECDISについて、教室形式(クラスルームトレーニング)で「Type Specific ECDIS Training」(当社製ECDISを対象とする機種別訓練コース)を提供する拠点を世界各地に新設しております。 ◆すでに昨年から自社運営の「フルノINSトレーニングセンター デンマーク」(FURUNO INSTC Denmark、デンマーク)と「フルノINSトレーニングセンター シンガポール」(FURUNO INSTC Singapore、シンガポール)でサービスを開始したほか、自社運営の施設と同様の教育プログラム・指導員を提供する「NavSkillsトレーニングセンター」を、ドイツ、トルコ、ギリシャ、フィリピン、インドに設置しており、中国・上海は機種別訓練コースを提供する拠点として、世界8カ所目となります。 ◆古野上海に開設した新施設では、INSTCデンマークで所定の研修を修了した常駐指導員による機種別訓練コース(シミュレーター4台、2日間)を開始します。古野上海の陳昱(Rick Y. Chen)副総経理は、「中国人船員に高品質な教育サービスを提供するだけでなく、中国が世界一の造船国であることを踏まえると、海外船主が発注して中国で建造される新造船の配乗船員にも、新施設を積極的にご活用いただきたい」と語っております。 ◆古野上海は2007年の設立以降、中国の当社代理店に対する技術支援を主体に事業活動を展開しておりますが、今後は高品質な船員教育サービスの提供を開始することで、安全・安心な航海の実現に向けて更なる貢献に努める方針です。
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