ネットワーク航海機器「NavNet TZtouch」の新機種・魚探・オートパイロット
今年3月以降、順次販売開始！！

（1）大型ディスプレイでのマルチタッチ操作を求めるユーザー向けの新機種
「NavNet TZtouch」シリーズのブラックボックスタイプ 「型式：TZTBB」

「NavNet TZtouch」シリーズのブラックボックスタイプ 「型式：TZTBB」
「型式：TZTBB」は、昨年発売を開始したマルチファンクションディスプレイ「NavNet TZtouch」（ナブネット・ティーゼットタッチ）の機能をそのままに、機器設置場所に合わせて大型のディスプレイでの表示・操作を希望されるボートユーザー向けの新製品です。

◆プレジャーボートは近年、船体の薄型・軽量化に伴い、航海機器を設置するスペースが広くなる傾向にあります。このため、ディスプレイ一体型の従来機種（型式：TZT9 ／ TZT14）に比べて、さらに大型のディスプレイを希望するユーザーの声が高まっておりました。

◆本製品は、マルチタッチ操作に対応する外部モニター（別売）を組み合わせることで、すべての機器操作をモニターのスクリーン上で行う最新鋭のネットワークシステムです。従来機種と同様に、自船位置と航跡を海図に示すGPSチャートプロッタをコアに、船舶用レーダーやデジタル魚群探知センサー、AISセンサー、GPSアンテナ、サテライトコンパスなど各種機器を選択・一元活用できる高い拡張性を有しています。

◆また、無線LANでインターネットに接続して気象海況情報をリアルタイムで入手できるほか、スマートフォン・タブレット（iPhone／iPad／iPod touch）で画面表示内容やネットワーク上の各種センサー情報をモニタリングするアプリケーションも提供しています。

（２）高分解能を実現した最新型デジタル魚群探知センサー
ネットワーク魚探 「型式：DFF1-UHD」

「型式：DFF1-UHD」は、高分解能なセンシングを実現した「NavNet TZtouch」シリーズの最新型デジタル魚群探知センサーです。

◆従来機種では、計測する水深が深くなると距離分解能（垂直方向に計測する別々の魚を区別する能力）が低くなっておりました。本製品は、当社独自の新技術「TruEcho CHIRP™」（トゥルーエコー・チャープ、※変調信号を活用したパルス圧縮技術）を採用した結果、ノイズを抑制しながら、従来機種で水深５ｍ設定時に得られる距離分解能（４～５cm）を、水深の深浅に関わらず維持する高分解能なセンシングを実現しております。

◆この新技術によって、これまで海底のエコーやプランクトンに紛れていた魚の探知を可能としたほか、単体魚の魚体長を計測する「ACCU-FISH™」機能を活用できる水深を従来比2倍の200ｍまで延ばすことができるようになりました。また、海底表層の底質を自動判別する「底質判別機能」の計測水深距離も、従来比2倍の200ｍまで向上いたしました。

（３）洗練されたアルゴリズムで高い保針性を実現した自動操舵システム
オートパイロット 「型式：NAVpilot-700」「型式：NAVpilot-711」

「型式：NAVpilot-700」と「型式：NAVpilot-711」（ナブパイロット）は、プレジャーボートを操船する際に、操舵装置と船首方位センサーを連動させることで、所定の針路を保ちながら自動操舵したり、プロッタで設定したルートに沿って自動操舵するシステムです。

◆海外のプレジャーボート市場ではすでに普及が進んでいるオートパイロットについて、日本でも活用を希望されるユーザーの声が高まっていることから、海外市場で好評を博している同製品の国内販売を開始することにいたしました。

◆本製品は、２種類のナビゲーションモード（最短距離で目的地まで走行できる高精度モードと燃費を抑えるエコノミーモード）を搭載しているほか、当社独自の洗練された制御アルゴリズムを採用しています。出航から帰港までの自艇の動きを学習するセルフ・ラーニング機能により、風や波、潮流などの海況を自ら判断し、船速などによって変化する船の特性を加味した舵制御を行うことで、設定コースからのずれが0.01海里以下という優れた保針性能を実現いたしました。

◆操作部は、シンプルなワンタッチキーで構成されており、「NavNet TZtouch」シリーズや小型GPSプロッタ魚探「型式：GP-1670F／1870F」と接続することで、プロッタ上で作成したルート上を自動操舵することが可能となります。

本商品の販売に関するお問い合わせ先

古野電気株式会社　舶用機器事業部　国内営業部
TEL：0798-63-1085