本文へスキップします。

ニュース詳細

「ブラインドセーリング」プロジェクトに全面協力

2013年03月14日

世界初!! ブラインドセーラーによる太平洋横断

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、米国在住のブラインド(視覚障害者)セーラー・岩本光弘(いわもと・みつひろ)氏とニュースキャスター・辛坊治郎(しんぼう・じろう)氏による小型セーリングヨットでの太平洋横断の挑戦「ブラインドセーリング」プロジェクトに全面協力することとなりました。

▲3月13日記者会見の様子
▲3月13日記者会見の様子(辛坊氏<左>と岩本氏<右>)

各種機器提供で安全航海とテレビ中継をサポート

◆「ブラインドセーリング」プロジェクトは、3月13日に「プロジェクトD2製作委員会」が発表のとおり、両氏が日本から米国カリフォルニア州サンディエゴまで約9,000km・55日間にわたり、セーリングヨット「AEOLUS」(エオラス号、28フィート)でダブルハンド(乗員2人)帆走する太平洋横断の挑戦です。

◆当社はオフィシャルスポンサーとして、安全航海に不可欠な船舶用レーダーやプロッタなどの航海機器・無線通信装置、航行中にテレビ映像やインターネットを通じて情報発信するための衛星通信装置・船上ネットワークなどを提供します。さらには、マルチファンクションディスプレイ(NavNet TZtouch)の視覚障害者向けソフトウェア「Sail Sound」(無線LANでiPadに船首方位や風向風速情報を送信し、自動で音声を読み上げるアプリケーション ※開発協力:大阪電気通信大学 総合情報学部デジタルゲーム学科 魚井宏高<うおい・ひろたか>教授・沼田哲史<ぬまた・さとし>講師)を準備。出港までの機器調整を含めて、ブラインドセーラーによる世界初の挑戦を全面的にサポートいたします。

◆本プロジェクトの詳細につきましては、「プロジェクトD2製作委員会」(電話06-6947-2858、比企<ひき>氏・小岡<こおか>氏)および下記公式ウェブサイトをご参照願います。

▲大阪北港に係留中の「エオラス号」イメージ
▲大阪北港に係留中の「エオラス号」

■太平洋横断のスケジュール予定
2013年6月8日 大阪北港ヨットハーバー(大阪市此花区)出港後、日本沿岸を寄港
同6月16日 小名浜港(福島県いわき市))から米国に向けて出港
同8月10日 マリオット・マーキース&マリーナ(米国カリフォルニア州サンディエゴ)入港予定

■「AEOLUS」(エオラス号、28フィート)について
本艇は、当社がオフィシャルサプライヤーとして支援したタレント・間寛平さんの「アースマラソン」(2008年12月~2011年1月、マラソンとヨットで世界一周を達成)で使用された28フィート型のセーリングヨット(Bristol Channnel Cutter 28)です。

■当社が提供する主な搭載機器(型式)

  • VSAT(ESV)船上地球局:KuバンドVSAT(60cmアンテナ)
  • インマルサットフリートブロードバンド衛星通信装置:FELCOM250
  • マルチファンクションディスプレイ(NavNet TZtouch):TZT9
  • レーダーセンサー:DRS2D
  • 簡易型船舶自動識別装置(AIS):FA-50
  • GPS航法装置:GP-33
  • 水深/水速/水温センサー:DST-800
  • 風向風速計:FI-501 WIND
  • 方位センサー:PG-700
  • 国際VHF無線電話装置:FM-8800S
  • カラーGPSプロッタ魚探:GP-7000F
  • NavNet TZtouch視覚障害者向けソフトウェア「Sail Sound」他

操船トレーニング中の辛坊氏 写真
▲操船トレーニング中の辛坊氏(今年2月)

このページに記載されているニュースやその他の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。