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ニュース詳細

アンテナ一体型GNSS受信モジュール「GH-33」を販売開始

2013年06月08日

「eRideOPUS 6」「eRideOPUS 7」のLSIチップとモジュールもサンプル出荷開始!!

「GH-33」の外観イメージ

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、業務用ハンディターミナルやタブレット端末、デジタルカメラなどコンシューマ用途のモバイル端末向けに最適なアンテナ一体型のマルチGNSS (Global Navigation Satellite System、注1)受信モジュール「GH-33」の販売と、今年3月発表の車載向けのマルチGNSS受信LSIチップ「eRideOPUS 6」(イーライド・オーパス6)および「eRideOPUS 7」(イーライド・オーパス7)搭載の各種受信モジュールのサンプル出荷を開始いたしました。

民生用途に最適な新型マルチGNSS対応モジュール

◆「GH-33」は、米国のGPS測位衛星と静止衛星による位置補正システム「SBAS」(エスバス)に対応する当社従来機種「GH-85」と異なり、日本の準天頂衛星システム(QZSS)やロシアの全地球航法衛星システム「GLONASS」(グロナス)も同時に受信可能な、アンテナ一体型の受信モジュールです。モバイル端末などのコンシューマ用途に搭載するモジュールは、小型かつ低消費電力であることを要請されることから、自社開発のLSIチップに代えて台湾の大手半導体メーカー、MediaTek社(メディアテック)のマルチGNSS対応LSIチップ「MT3333」を採用した結果、従来機種に比べて消費電力を3割削減(衛星捕捉時)していることが大きな特徴です。

◆一方で当社は、コンシューマ用途に比べて高い測位安定性と製品の信頼性を要請されるカーナビゲーションシステムやeCallシステム(注2)などの国内外の車載アプリケーション向けに国内で初めて自社開発した新型マルチGNSS対応LSIチップ「eRideOPUS 6」(イーライド・オーパス6)と「eRideOPUS 7」(イーライド・オーパス7)の量産準備を進めております(2013年3月既報)。このLSIチップ2種を搭載する小型GNSS受信モジュール「GN-86F / 87F」(86=eRideOPUS 6搭載バージョン、87=eRideOPUS 7搭載バージョン)、自律航法GNSS受信モジュール「GV-86 / 87」(同上)とLSIチップにつきましてもこのほど、量産サンプルを出荷開始し、当初計画通り8月の量産開始を予定しております。

◆当社は今後、高精度・高信頼性なマルチGNSS対応のLSIチップおよび受信モジュールを提供するサプライヤーとして、車載用途に自社開発したLSIチップおよび受信モジュールや、コンシューマ用途に機能最適化された「GH-33」など顧客要望に応じた各種製品を提供してまいります。

◆各仕様の詳細は、下記製品情報サイトをご参照願います。
http://www.furuno.com/gppr005

注1) マルチGNSS測位: GPS、GLONASS、QZSS、Galileoなど複数の衛星測位システムを使った測位
注2) eCallシステム: 欧州で本格的な普及が期待される自動車の緊急通報システム

販売担当窓口

古野電気株式会社 システム機器事業部 ITSビジネスユニット
■国内営業部
〒662-0934 兵庫県西宮市西宮浜2-20
TEL:0798-33-7510

■東京支店
〒130-0026 東京都墨田区両国3-25-5 JEI両国ビル7階
TEL:03-5624-7473

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