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ニュース詳細

チャートレーダーの新製品【FAR-3000】

2013年10月23日

当社初の固体化レーダー、自動クラッタ除去機能を搭載

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、チャート機能付き航海用レーダー(チャートレーダー)の新製品「型式:FAR-3000」を開発しました。本製品は、電波の発振部に固体化(半導体)素子を当社で初めて採用(Sバンド)したほか、海況に応じて表示映像を最適化する自動クラッタ除去機能を付加した仕様であることが特徴です。

表示部イメージ
▲表示部イメージ

◆本製品は、従来機種「型式:FCR-2xx9」と同様、電子海図情報表示システム(ECDIS)、コニング表示装置、アラートマネジメントシステムなどと接続して一体運用・操作を可能とするマルチファンクションディスプレイ機能を備えた最新型のチャートレーダーです。

◆探知距離と電波の周波数帯域によってXバンドとSバンドのモデルを取り揃えておりますが、このうちSバンドについては、電波の発振部にマグネトロンを採用したモデルと、当社初となる固体化素子を採用したモデルの2種類を開発しました。固体化素子を採用するモデルは、マグネトロンの定期交換が不要となるため、ランニングコストとメンテナンス性に優れているほか、近距離探知性能や映像表現が向上しています。

◆また、ボタンひとつで海況(Calm/Rough Sea/Hard Rain)に応じて、感度を自動で調節し、海面/雨雪除去機能を最適に作動させる「自動クラッタ除去機能」を新たに搭載しました。さらに、空力抵抗と温度上昇の抑止を目的にアンテナ部のデザインを一新し、アンテナの耐久性も高めております。

◆なお、「FAR-3000」は、2014年春から販売を開始する予定です。

※仕様の詳細は、製品情報サイトをご参照願います。
http://www.furuno.com/en/business_product/merchant/product/chartradar/index.html

自動クラッタ除去機能により偽像を抑制した画像
▲自動クラッタ除去機能により偽像を抑制

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