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2014年02月04日
1948年(昭和23年)に世界で初めて実用化、水産業の近代化への貢献を評価
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)の魚群探知機が3日、一般社団法人電気学会(東京都千代田区、日髙邦彦会長)の第7回電気技術顕彰「でんきの礎」に選定されましたので、お知らせいたします。
▲画像:左(初期型の魚群探知機)、中(最新型の魚群探知機)、右(超音波による魚群探知の原理図解)
◆電気学会の電気技術顕彰「でんきの礎」は、同学会が2008年に迎えた創立120周年の記念事業の一環として、「社会生活に大きく貢献した電気技術」の功績を称え、その価値を広く周知する目的で技術史的価値、社会的価値、学術的・教育的価値のいずれかを有する約25年以上経過した電気技術の業績について、年1回顕彰しています。これまで「ウォークマン」(ソニー株式会社)や「新幹線鉄道システム」(公益財団法人鉄道総合技術研究所)など計41件を顕彰しており、7回目を迎えた今回は当社の魚群探知機を含む6件が選定されました。 ◆今回選定された魚群探知機は、水中に超音波を送信し、その反射波の受信により魚群を映像化して探知する装置であり、当社が1948年(昭和23年)に世界で初めて実用化したものです。同学会は「でんきの礎」の選定理由として、「漁業に科学の目を与えて漁法に画期的な変革をもたらし、第2次世界大戦後、日本の蛋白質資源の安定供給に貢献」したことに加えて、「近年は水産資源の保護管理にも重要な役割を果たしており、電気技術が水産業の近代化を実現した点で重要な価値を有する」としています。 ◆なお「でんきの礎」授与式は、3月19日に電気学会全国大会で行われる予定です。
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