「高精細」「高分解能」「魚体長グラフ」の各機能で、多様な漁業者需要に対応
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長、以下、当社)は、国内外の漁船、遊漁船に最適な魚群探知機の最新機種を3機種開発、このほど日本国内で販売を開始いたしました。
▲グラフ魚探「型式:FCV-1900G」の表示イメージ(19型ディスプレイ「型式:MU-190HD」(別売))
今回開発したのは、既存の送受波器を活用可能で高精細な映像表現を実現した2周波魚群探知機「型式:FCV-1900」(【1】)、当社独自技術「TruEcho CHIRP™」(読み=トゥルーエコー・チャープ、変調信号を活用したパルス圧縮技術)を採用した2周波高分解能魚群探知機「型式:FCV-1900B」(【2】)、「型式:FCV-1900B」に魚体長グラフ機能を付加したグラフ魚探「型式:FCV-1900G」(【3】)です。
この3機種は、操作部と制御部の外観を共通としながらも、異なる仕様の商品を同時に市場投入することで、様々な漁業者の需要に最大限対応する商品ラインナップを実現いたしました。
【1】2周波魚群探知機「型式:FCV-1900」
美しく高精細な映像で、魚影や魚礁を忠実に表現
既存機種(型式:FCV-1200L/1500L)の代替機種として開発された2周波魚群探知機の最新機種です。超音波の送信回数を従来比1.4倍(200mレンジの場合、133回/分)に高めることで、単体魚や魚群の情報量が向上したほか、外部魚探センサー(当社製のDFF1/DFF3/BBDS1)やテレサウンダーを接続した最大4周波の映像、周波数帯域と感度が異なる4種の映像を一画面に表示させるなど、性能改善とともに各種便利機能を具備しました。
【2】2周波高分解能魚群探知機「型式:FCV-1900B」
あらゆる探知深度で高分解能な映像表現を実現
浅層・深層を問わずにあらゆる探知深度で高分解能な映像表現を実現する「TruEcho CHIRP™」機能を漁業者向けの商品で初めて搭載しました。この機能によって、従来は見分けにくかった海底や瀬付きの単体魚、深層の単体魚や密集魚群のなかにいる魚の分離表示を可能としました。
【3】グラフ魚探「型式:FCV-1900G」
魚種・漁法に適した有益な魚体長グラフ機能を提供
「TruEcho CHIRP™」技術で単体分離した魚のサイズをもとに、魚群に占める魚体長の分布割合を算出・表示する広帯域デュアルビーム方式の魚体長計測を採用することで、従来機種に比べて信頼性の高い魚群情報を得ることができるようになりました。
※仕様の詳細ならびに映像例は、製品情報サイトをご参照願います。
【1】2周波魚群探知機「型式:FCV-1900」
http://www.furuno.com/jp/products/fishfinder/FCV-1900
【2】2周波高分解能魚群探知機「型式:FCV-1900B」
http://www.furuno.com/jp/products/fishfinder/FCV-1900B
【3】グラフ魚探「型式:FCV-1900G」
http://www.furuno.com/jp/products/fishfinder/FCV-1900G
- 販売目標台数(輸出含む):年間1,000台(3機種計)
- 発売開始:2015年6月(日本国内)※海外は年内予定
本機器に関するお問い合わせ先
古野電気株式会社 舶用機器事業部
国内営業部 (担当:杉本)
〒662-8580 兵庫県西宮市芦原町9-52
TEL:0798-63-1085