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ニュース詳細

クラリオン、当社の自律航法GNSS受信モジュールを採用

2016年06月03日

法人ユースのリース車両・レンタカー向けカーナビゲーション「NXR16」に
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)の自律航法GNSS受信モジュール「GV-86」が、クラリオン株式会社(本社:埼玉県さいたま市、川本英利社長兼COO)が今年4月に発表した法人ユースのリース車両ならびにレンタカー向けカーナビゲーションシステムの新製品「NXR16」に採用されました。

クラリオンの法人ユースのリース車両、レンタカー向けカーナビゲーション「NXR16」の外観
▲写真左)クラリオンの法人ユースのリース車両、レンタカー向けカーナビゲーション「NXR16」の外観、右)「eRideOPUS 6」受信チップと「GV-86」受信モジュールの外観(単位:センチメートル)

◆当社の「GV-86」は、自律航法(推測航法、デッドレコニング)機能を有する最新型のGNSS受信モジュールです。米国のGPS測位衛星と静止衛星による位置補正システム「SBAS」(エスバス)、日本の準天頂衛星システム(QZSS)を同時に受信できるほか、衛星信号が受信できない環境(トンネルや地下駐車場、高層ビル群などのアーバンキャニオン)でもジャイロや加速度センサーの情報を組み合わせることで、自車位置を高精度に推定することが可能となり、従来比2倍の高レート測位(10Hz測位、1秒間に10回測位)や高速測位性能(ホットスタート1秒以下、AGPS)などを通じて、業界最高クラスの測位精度を提供します。

◆当社の「GV-86」は、地図データとの整合性および業務車両向け端末に求められる業務用途に適したライフサイクルの長い製品供給や、24時間・365日の連続使用を考慮した堅牢・耐久設計に合致するモジュールとして採用されました。クラリオンによると、「今年6月上旬から順次発売を開始する「NXR16」は、法人用として、操作性および機能性を充実させることで営業活動の効率化を図ることができ、また、多機能言語・表示機能によりレンタカー利用の外国人観光客向けにも充実した機能を揃え、法人ユースのリース車両、レンタカー向けカーナビゲーションで強く求められるニーズへの対応を図る」としています。
補足情報
「クラリオン」について
クラリオンは、カーナビゲーションやカーオーディオをはじめとする各種車載情報機器・システムの国内大手メーカーです。同社に関する詳細は、下記サイトをご参照願います。

※クラリオンの製品情報サイト
http://www.clarion.com/jp/ja/top.html

※クラリオンのニュースリリース(2016年4月25日発表、法人ユースのリース車両、レンタカー向けカーナビゲーションの新製品「NXR16」)
http://www.clarion.com/jp/ja/corp/information/news-release/2016/0425-1/
GPSチップ「eRideOPUS 6」および「GV-86」について
当社が2013年3月に発表したGNSSチップ「eRideOPUS 6」は、米国のGPS測位衛星はもとより、日本の準天頂衛星システム、静止衛星による位置補正システム「SBAS」(エスバス)の衛星電波を同時に受信する車載用1チップLSIです。国内では、GPSと準天頂衛星「みちびき」を受信することで測位率を改善できるなど、特に都市部での位置精度を向上していることが特徴です。「GV-86」は、この「eRideOPUS 6」を搭載した自律航法GNSS受信モジュールとなります。
当社のマルチGNSSチップ・モジュールに関する詳細につきましては、下記サイトをご参照願います。
http://www.furuno.com/jp/gnss/
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