WASSPマルチビームソナーの商品開発と全世界販売を促進

古野電気株式会社（代表取締役社長：古野幸男、本社：兵庫県西宮市）はこのほど、ニュージーランドの販売代理店Electronic Navigation Ltd (以下、ENL社)への出資比率を51％に引き上げましたので、お知らせいたします。

ENL社は1945年創業以来、ニュージーランドの漁船、プレジャーボート向け各種機器の販売・サービスを手掛けており、当社はニュージーランド地域の舶用機器販売代理業務を委託しております。また、ENL社が開発・生産を行っているWASSP（ワースプ）マルチビームソナー（漁船操業や海洋調査等に活用される高精度・広角度探査システム）について、当社が国内外に展開する販売・サービスネットワーク網を通じて販売しております。

当社は2014年にENL社が新たに発行する株式（総発行済株式数の10％）を引き受けたのち、翌2015年には出資比率を29.5％に引き上げて同社との関係を強化しておりました。当社は今回、同社への出資比率を51％に引き上げることで経営権を取得することになります。今後は、ニュージーランド地域での機器販売・サービス拡大に加えて、同社が保有するマルチビームスキャン技術（WASSP）を獲得した上で、同社が得意とするソフトウェア企画・設計能力を活用した新商品・システムの開発などを本格的に推進するほか、当社グループのグローバルな販売・サービスネットワークを活用してWASSPマルチビームソナー各種商品の拡販に努める方針です。

WASSP F3の映像表示例