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ニュース詳細

新たな実験艇「古野丸」を導入

2020年01月17日

各種舶用電子機器のテスト環境を強化

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)は、これまで運用していた実験艇「スピリット オブ フルノ21(SF21)」の後継船として、より充実したテスト環境を備えた新たな実験艇「古野丸(フルノマル)」を導入し、1月17日(金)に就航式を行いました。

本艇の船名は、社内公募により400名以上応募の中から厳正な審査の結果「古野丸」に決定し、本式典にあわせ名称採用者への表彰式が行われました。 船名には、原点回帰への想いが込められており、各種舶用電子機器のフィールド評価などテスト環境を強化してまいります。

新実験艇「古野丸」の外観
新実験艇「古野丸」の外観

名称採用者への表彰式
名称採用者への表彰式

古野丸

「古野丸」の概要

船名 古野丸(フルノマル)
建造年 2011年
船舶寸法 全長 17.9メートル、全幅 4.1メートル
総トン数 19トン
定員 16名(船員4名含む)
速度 19ノット(巡航)、22ノット(最大)
その他の装備 船底タンク3つ、大型架台1(屋上デッキ)、小型架台2(屋上デッキ)

特徴

本艇は従来、伊勢湾・三河湾において、海上タクシーとして活躍していた既存船を買船して改装しました。船体強度を重視した仕様のため、船室・実験室となるデッキは、旧SF21の約3倍になり、実験スペースが広く取れます。

本艇には3つの船底タンクを装備しており、送受波器の取り付けが柔軟であるため、ソナーや魚群探知機の実験に最適です。また、屋上デッキに大型架台1つと小型架台2つを備え、大型レーダーの実験ほか、GPS機器や無線アンテナなどの設置にも便利で、充実したテスト環境を備えています。
なお当社は本艇に加えて2隻の実験艇を所有しており、舶用電子機器の用途に応じて活用しております。

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