本文へスキップします。

ニュース詳細

Parrot社、新型クワッドコプター「Bebop Drone」にマルチGNSS受信モジュールを採用

2014年12月19日

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)の最新型マルチGNSS受信モジュール「GN-87」が、フランスの無線通信機器メーカー、Parrot SA(パロット)の新型クワッドコプター「Bebop Drone」(ビバップ・ドローン、注1)に採用されました。

Parrot社の新型クワッドコプター「Bebop Drone」の外観イメージ
▲Parrot社の新型クワッドコプター「Bebop Drone」の外観イメージ

◆当社の「GN-87」は、最新型のマルチGNSS受信モジュールです。米国のGPS測位衛星と静止衛星による位置補正システム「SBAS」(エスバス)、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、ロシアの「GLONASS」(グロナス)を同時に受信できるため、測位成功率が格段に高まっているほか、異なる周波数帯の信号を使用することで妨害波に対する耐性も強くなっております。

◆Parrot社は1994年創業以来、無線通信の最新技術を活用してハンズフリーの通信機器や自動車関連機器のインフォテイメントシステムなどの製品を提供してきた先進的なメーカーです。2010年からは、無線LANで操縦するクワッドコプター「AR.Drone」(エーアール・ドローン)を市場投入、近年はレジャー用途から農業や地図作成の測量など業務用途でも活用されるよう商品群を拡充されています。

◆同社が今年11月末に販売を開始したクワッドコプター「Bebop Drone」は、水平ラインのひずみが生じない1,400万画素の魚眼レンズ付きカメラを搭載しており、スマートフォンやタブレット端末用の無料アプリケーションで本体の操縦や写真・動画の撮影などを無線で行います。当社の「GN-87」は、ユーザーがアプリケーションの地図に予め設定した飛行ルートに従って自動飛行させる際のセンシングや、飛行データの記録、アプリケーション上での3D再現などに活用されます。同社は当社製品を採用した理由について、「高性能かつ高品質な最新鋭のマルチGNSS受信モジュールであることに加えて、優れた実装性と安定した供給能力を評価した」としています。

「eRideOPUS 7」受信チップと「GN-87」受信モジュールの外観
▲「eRideOPUS 7」受信チップ(左)と「GN-87」受信モジュール(右)の外観(単位:センチメートル)

補足情報

  • 注2)GPSチップ「eRideOPUS 7」および「GN-87」について
    当社が2013年3月に発表したマルチGNSSチップ「eRideOPUS 7」は、米国のGPS測位衛星はもとより、日本の準天頂衛星システム、静止衛星による位置補正システム「SBAS」(エスバス)、ロシアの「GLONASS」(グロナス)の衛星電波を同時に受信する車載用1チップLSIです。「GN-87」は、この「eRideOPUS 7」を搭載した最新型のマルチGNSS受信モジュールとなります。
    当社のマルチGNSSチップ・モジュールに関する詳細につきましては、下記サイトをご参照願います。
    http://www.furuno.com/jp/gnss

当社製品のお問い合わせ先

古野電気株式会社 システム機器事業部 ITSビジネスユニット
国内営業部
〒662-0934 兵庫県西宮市西宮浜2-20
TEL:0798-33-7510

東京支店
〒130-0026 東京都墨田区両国3-25-5 JEI両国ビル7階
TEL:03-5624-7473

このページに記載されているニュースやその他の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。