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「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」で最優秀レジリエンス賞と優秀賞をダブル受賞

2017年03月23日

気象観測システムで最優秀レジリエンス賞、GNSS自動変位計測システムで優秀賞
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」(主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)の企業・産業部門で、気象観測システムで最優秀レジリエンス賞、GNSS自動変位計測システムで優秀賞を受賞いたしました。

3月15日に開催された表彰式の様子
▲3月15日に開催された表彰式の様子

◆最優秀レジリエンス賞を受賞した気象観測システムは、近年問題視される異常気象へのさらなる強靭化など、高度防災社会への貢献を目的に、2013年に事業化しました。高精度化・小型化の実現により、従来、観測の難しかった局所地域の気象変動を正確かつ早期に検知可能な気象レーダーとして、局所的豪雨災害に対する今後の被害軽減への活用が期待されています。 国内では現在、複数の小型レーダーネットワークを用いた都市域下水道雨水管理(設置場所:福井県・富山県)や火山監視(鹿児島県)、竜巻監視(高知県)、地方空港における冬季就航率向上(北海道)など、これまで気象レーダーの導入が難しかった分野や新しい市場・用途を含む実証実験を行っているほか、海外でも活用実績を拡大しております。

◆一方、優秀賞を受賞したGNSS自動変位計測システムは、火山や地すべりなどの災害における前兆現象としての微少な変位をとらえ、変位速度に着目することで、現在の安定性や活動の危険度を評価するために、自動で変位計測、監視を行うものです。1997年から発売している「DANA」シリーズは、日本各地で地盤(火山、地すべり、のり面など)や土木構造物(ダム、橋梁など)、人工構造物建設工事時の変位計測などに活用されております。2016年に発売した新型「DANA」(型式:MG-87)では、従来機種と比べて同等以上の計測性能でありながら、システム導入から運用までのトータルコストを大幅に低減したほか、太陽電池を用いた自立電源などのレジリエンス性を備えることで、緊急時の即時設置対応を可能としました。

◆当社は、事業ビジョン「安全安心、環境に優しい社会・航海の実現」を掲げて、舶用事業、産業用事業に続くコア事業として、防災・監視ソリューション事業の展開を進めております。今後も海上だけでなく陸上における自社技術・機器・サービスを活用した各種ソリューションの提供を通じて、レジリエンス社会の構築へ貢献してまいります。

※気象観測システムの詳細は、下記製品情報サイトをご参照願います。
http://www.furuno.com/jp/systems/meteorological-monitoring/

※GNSS自動変位計測システムの詳細は、下記製品情報サイトをご参照願います。
http://www.furuno.com/jp/systems/terrain-monitoring/

※ジャパン・レジリエンス・アワード2017」の受賞一覧は、下記ウェブサイトをご参照願います。
http://www.resilience-jp.org/20170316150223/

▲当社システムの設置例
▲当社システムの設置例(左:気象観測システム、右:GNSS自動変位計測システム)

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